正見(しょうけん)・正思(しょうし)・正語(しょうご)
正行(しょうぎょう)・正命(しょうみょう)・正精進(しょうしょうじん)
正念(しょうねん)・正定(しょうじょう)
一 正 見 自分中心の見かたや、一方にかたよった見かたをせず、正しくものを見ること
二 正 思 意の三悪( 貪欲・瞋恚・邪心 )をすてて大きな心で考えること
貪欲(とんよく):自分だけが得をしたいとむさぼる心
瞋恚(しんに) :自分の意に満たないために怒る心
邪心(じゃしん):すべて自分の我をとおすよこしまな心
三 正 語 口の四悪( 妄語・両舌・悪口・綺語 )のない正しい言葉遣いをすること
妄語(もうご) :うそ
両舌(りょうぜつ):二枚舌
悪口(あっく) :わるぐち
綺語(きご) :口から出まかせのいいかげんな言葉
四 正 行 身の三悪( 殺生・偸盗・邪淫 )のない正しい行いをすること
殺生(せっしょう):意味なく動植物の命を絶つ
偸盗(ちゅうとう):ぬすみ
邪淫(じゃいん) :色情のあやまり
五 正 命 衣食住その他の生活必需品を正しく求めること
六 正精進 正しい使命・目的に対し常にたゆまざる努力をすること
七 正 念 常に正しい心を持ち正しい方向に心を向け続けること
八 正 定 心をいつも正しくおいて、周囲の変化によってグラグラ
動かされないようにすること