子どものことで困り果てて、もう、どうして
いいか分からなくなってしまうというときが、
親御さんなら、どなたにもあるのではない
でしょうか。
そういうときには、子どもをどうしよう、
こうしようということはひとまずおいて、
自分が子どものときのことを思い出して
みてほしいのです。
これまで自分が親にどう対してきたか。
自分がどんなに親に手を焼かせ、心配を
かけてきたか。
自分のために親がどれほどの苦労に耐えて
くれてきたか・・・・・・。
それをすっかり忘れてしまって自分一人で
一人前になったつもりでいるわけです。
その自分を見つめることのほうが先だと
思うのです。
わが子のことで苦しみぬいて、初めて本当に
親の恩が分かってくるのです。