人生には、さまざまな困難があります。
その困難に押しつぶされる人もいれば、
それをバネに飛躍する人もいます。その違いは、
「くじけるものか」と気力を奮い立たせるか、
「もうごめんだ」と投げだしてしまうか、
その違いだとおもうのです。
どんなことにも、
よい面と悪い面が表裏になっています。
それを、よいことと悪いことの二つに分けて、
これは自分にとってプラスになる、
いやマイナスだ、と決めつけてしまうのは、
そのときの目先のことしか見ていないからです。
それを、もう一度裏返してみる。
反対側からも見る習慣をつけるのが、
仏教の智慧、人生の極意といえましょう。