授かった子どもが男の子だから女の子だから
といって、不平不満を言うような愚かなことが
あってはなりません。
子どもは自分で勝手にこしらえられるものだと
考えたら大間違いです。
神仏から授かる子どもは、親に「本当の生き方」を
教えてくれるためにきてくれたお使いです。
心身ともに純白のままで生まれてきた子どもが、
一日一日、目に見えて成長していくその変化を
見守っていると、親の自分がどれだけ精進できて
いるか、よく分かります。
ところが、子どもがだんだん大きくなってくると、
そこのところを忘れてしまい
「本当にしょうのない子だ」とか、
「どうしてこんな子になってしまったんだろう」と
言いだす親が多くなるのです。
わが子を神仏からの授かりものと拝む心、
それがなによりも大切なのです。
そういう心になると、親のいたらなさを子どもが
教えてくれているのがよく見えてきて、
親のほうこそ努力しなくては、
という気持ちにならずにいられません。
親御さんがそういう素直な心になってこそ、
子どもが素直に育っていくのです。