聖徳太子は『勝鬘経』という経典の解説で
「家にあっては親に従い、嫁いだら夫に従い、
年老いたら子に従うのが女性の三つの徳目である」
という「女の三従」の教えを説かれています。
これは、うっかりすると女性にだけ忍従をしいる
教えのように誤解されがちですが、これを
「生まれたら親に合わせる。嫁いだら
夫に合わせる。年老いたら子どもに合わせる。
それが女性の幸せの源泉である。」
と解釈したら、どうでしょうか。
相手を上回る実力をそなえていてこそ、
相手に合わせられるのです。
ほんとうの実力者は、
いつも相手に従っていながら、
いつのまにかみんなを従わせているものなのです。