人間と他の動物との違いは、
人間だけが他者と協力して
仕事を成し遂げられるところにあるといいます。
人類の文明は、この協力によって築かれたと
いってもいいでしょう。
融和と統合こそ文明の母であり、
その協力の基礎は、それぞれが自分の分に
徹しきることにあるといえましょう。
父親は父親の分、母親は母親の分、
社長は社長の分、社員は社員の分に徹する。
宗教者は、信じる教えを多くの人に広める
ことに徹する。
そこに徹しきると、それがおのずと周囲の人を
生かし、自分を生かす働きになっていくのです。