第一に、
日常の生活に起こるさまざまな問題や欲求の
解決にあたって、本質的な問題解決の道を
教えること。
第二に、
現実の社会生活において、政治や科学やその他
もろもろの文化が、真に人間の幸福のために
役立ちうるよう、それらの共通の基盤となる
根本的な指導理念や人生智を教えること。
第三に、
人間として避けることのできない、
生・老・病・死などの究極的な問題に対して、
根本的な心の解決を与えること。
第四に、
人間は「何のために生きるのか」、
また、「どのように生きるべきか」という、
人間として生きていくうえの目的や
心のもち方について、究極的な解決を与えること。
第五に、
人間が個人として自己の完成し、また社会の平和境を
建設するために、十二分の力を発揮し、
最善の貢献をなしうる道を教えること。
以上の諸点が、現代社会における宗教の役割
でなければならないと思います。