最近は、いつでも四季の野菜が食べられますが、
半面、季節感が失われたともいわれます。
昔食べたのとは違って、味も香りもさして
しないのは温室栽培だからでしょう。
ところが温室栽培でも、夜中の数時間、
外の冷たい空気を温室に入れるようにしたところ、
実がしまって、色も濃く、
味もよい野菜ができるようになった、
ということを聞きました。
弱い人間を評して「温室育ち」と言いますが、
やはり、時に応じて厳しさというものがないと、
人も本当の成長ができませんし、人間の味
というものが出てこないように思うのです。